霊園も経営努力しているのですね

妻の父親が亡くなった時の事です。生まれは県外にあったのですが、そちらにお墓を作ってしまうとお盆やお彼岸、年末年始に家族で手を合わせに行くことができないという事で、義母の希望もあり、今住んでいる場所の近くの霊園にお墓を購入しました。

数年後義母も亡くなり、そのお墓に義父とともに眠っています。
買ったお墓のある霊園は、神戸の山を削って作った霊園です。という事なので市街地からは遠く離れており、タクシーで行くとなかなかの値段となってしまいます。
また、特に周りに何もないので、バスも通っていません。車を持っていない我が家としてはちょっとつらい場所にお墓を作ってしまったなぁと今になって思っています。
ただ、霊園の方でもそのあたりはすこし考えてくれているようで、土日やお彼岸、お盆などには最寄りの市営地下鉄の駅から無料の送迎バスを出してくれています。

しかし、霊園自体が山を削って作ったような大規模な霊園なので、少し時間を間違えると、バス乗り場には行列ができており、一回では乗り切れない時も出てきています。また、山を削って作った関係からか坂道が多く、送迎バスが霊園の中を回り、その霊園の中にバス停があるというような状況になっています。

私達も、霊園でお墓に手を合わせて「さて帰ろうか」と思った時にはもうバスは一杯で、30分ほど待たなければ次のバスが出ないというような状況になったこともあります。
しかし、霊園の方もなかなかサービスを考えているようで「積み残し」のあった場合は、もう一台小さ目のマイクロバスを出してくれたり、自家用車で最寄りの駅まで送ってくれたりするようなこともしてくれます。

また、最近はお彼岸やお盆など、たくさんの人がお参りに来る期間は、「冷たいジュースや缶ビールを売る店」が出ていたり、一緒に連れてこられた子供たち向けに「たこ焼き屋」や「はやりのキャラクターグッズの当たるくじ引き屋」を作ったりしています。

お墓のそばでお祭りをしているようでなんだか違和感があるのですが、まだ「お墓参り」という事の意味のよくわかっていない子供たちにとっては、これもまた一つの霊園のサービスなのかなぁと、少し首をひねりながら思っています。ただ、お墓でさえも、経営には努力しないといけない時代なのだなぁと思い、少しさびしい気分になりました。